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上手に授乳するには
赤ちゃんは乳頭だけを吸っているわけではありません。乳輪から乳頭をとらえて母乳を飲みます。
乳頭が小さくても、短くても、陥没していても、乳輪から乳頭が柔らかければ吸うことが可能です。
乳輪から乳頭を縦に軽くつまんで、親指の関節まで届けば、充分赤ちゃんの舌の上まで届く準備ができています。
すべったり、つかみ難いようなら、赤ちゃんも少し吸いにくいかもしれません。
その場合は、張りが強くて滑ってつかみ難ければ浮腫みを取るケア、硬くてつかみ難ければ硬さを取るケアが必要です。
赤ちゃんの舌の上にママの乳頭が乗るためには
赤ちゃんが母乳を飲むためには、舌の上に乳頭が乗る必要があります。
しかし、乳頭をまっすぐに口に向かわせると、舌にさえぎられて深く入りにくくなります。
赤ちゃんの口の中は、下に舌がある分、口の上(口蓋)が深くなっていて乳首が入るスペースがあり、授乳がしやすいようになっています。
舌と口の中の方向。つまり斜め上に向かうように、そして舌の長さの分下唇を深くくわえる必要があります。
妊娠中にも行えるケア
入浴時に、ガーゼや指で乳頭の先を軽く拭いて、垢のような分泌物を拭きとります
陥没乳頭の場合は、乳頭の付け根をつまんで内側を出して拭きましょう。
陥没乳頭の内側が出てこない場合は、綿棒にオイルなどをつけて中をやさしく拭き取ります。
陥没乳頭の内側は皮膚が鍛えられていないので、特にソフトに行いましょう。
妊娠中は、胸を刺激するとお腹が張る場合があります。
お胸のケアは、37週を超えるか、お産が始まってから、又はお産後積極的に行うとよいでしょう。
帝王切開予定、逆子、多胎、張りやすい方、切迫早産傾向、安静指示、子宮頚管が短め、張り止めの処方、胸に触れるとおなかが少しでも張る場合などは、出産してから行いましょう。
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