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執筆者の写真徳永助産師

【助産師監修】知っておきたい乳腺炎のセルフケア

更新日:2022年8月20日




乳腺炎のセルフケアで、まず大切なのは


乳腺炎の原因を知っておくこと。

原因を知っておけば、対策ができますよね。


1番原因となるのは、作る1日の母乳量が、飲む1日の必要母乳量より多くなって、残ってしまうこと。


線が細かったり、シワの中の線、端っこの線など、飲み残しやすい要因があるところも、残る原因となりますので、要注意です。


母乳を少し出してみると、どの辺りからどのくらい出ているか把握できますので、お風呂や授乳の前に毎日1回でもチェックしましょう。


いつもと出方が違う時は要注意です。


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母乳は、加工していない牛乳と同じように分離することがあるので、急に出される量が変わると、残った母乳が分離しやすくなります。


また、授乳後に次の準備で20%くらい作りためるのも誘因になる事があります。


分離すると、薄い母乳の中に、ヨーグルトカスみたいな白いフワフワの粒が浮いている様な状態になってしまうので、詰まったところは、開通すると最初に薄い母乳が細く出てきたりします。


白斑の粒は、母乳が出されるときのオキシトシン反射の勢いで、タピオカのストローの様に順番に出てきます。


先まで到達したり、症状がで始めるのは、大体3日後位です。


通り道と粒とのサイズの関係で、知らないうちに授乳中に飲みとられるものも有りますし、何ヶ月も次々と詰まりを繰り返す場合もあります。


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胸は、みかんの房のようになっていて、一つ一つにブドウが入っているようなイメージです。


ブドウの茎は合わさったりして、個人差は有りますが、出口の乳口は、8本くらいと言われています。

陥没乳頭の場合は中央に集まって1本だったりします。

20本くらい開いている方も多いです。

左右で違います。


詰まりの元である粒は、大きかったり、小さかったり、硬かったり、柔らかかったり様々です。


出てくるまでに、狭いところで引っかかったり、出口で詰まったりすると、母乳の流れがうまくいかなくなります。


みかんの房の一つに圧ががかかりすぎると、風船の様に膨らんで、過度な圧の負担の為、乳腺炎の症状が現れ始めます。


母乳が沢山出る方ほど、詰まると膨らんで圧がかかりやすいので、急激に症状が進む場合もあります。


胸の症状よりも、だるさや、頭痛、発熱で気がつくこともあります。


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乳腺炎のセルフケアで1番大切なのは、部分的に圧が高まることを防が事です。


少しでも圧を抜く事が1番大切です。


何かおかしいと思ったら、まずは、方向を変えながら赤ちゃんに何度も飲んでもらいましょう。


飲んで抜ける様にする為に、張りが強い時のセルフケアを行ってみましょう。


飲んでもらっても、改善しないときには、ママが少しずつでも出して、中の圧を抜いていきましょう。






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